物部米穀店・仁多米|アウトドア定番のメスティン炊飯で「新米」がさらに美味しくなる!
「メスティン」はキャンプでご飯を炊くのに便利なアイテムですが、使ったことがない方にとっては分からないことが多いと思います。
肉を焼いたり野菜を炒めたりするのは、キャンプが初めてでも何とかなりそうですが、「ご飯を炊く」となると一気にハードルが上がったような感覚になります。
私自身、「メスティンでご飯を炊く」ということに一方的な苦手意識があり、実際に調理してみるに至っていませんでした。
しかし、今は昔と違ってあらゆる情報をウェブ上で調べることができます。調べた情報をもとに調理すれば、誰でも簡単にメスティン炊飯を体験することができるのです。
そこで今回は、メスティンを使った炊飯の手順をご紹介します。自宅のコンロはもちろん、カセットコンロを使ったアウトドアレシピにも活用できますので、ぜひ挑戦してみてください。
メスティン炊飯で用意するもの
メスティン炊飯で使うのは以下の5つです。
- メスティン(1合用)
- お米(1合)
- 水(ミネラルウォーター200cc)
- カセットコンロ
- 重石
- 耐熱グローブ
以下、1~5までの項目について補足します。
- メスティンのサイズはおもに1合~3合まであります。ご飯を炊く量によって選んでください
- 今回は「物部米穀店」さんの仁多米を使用しました
- 使う水はミネラルウォーターがおすすめです
- 吹きこぼれますので、後片付けしやすい調理器具を使ってください
- 加熱するとフタが持ち上がることがあるため使用します
- メスティンを火から下ろす際に使います
メスティン炊飯までの手順
まずはお米を洗います。
購入後、メスティンを初めて使う場合は「とぎ汁」を使いますので捨てずにとっておきましょう。新品のメスティンは製造時の汚れや金属臭があるため、「シーズニング」というひと手間をかけてあげる必要があります。
新品のメスティンをシーズニングする
新品のメスティンは本体とフタが合わさる部分が滑らかではありません。購入時のままで使用すると洗い物をする際にケガをする可能性があります。サンドペーパーで本体とフタの端を擦って滑らかにしておきましょう。
メスティンのシーズニングは、以下の流れでおこないます。
- メスティンが丸ごと入るサイズの鍋を用意する
- 米の「とぎ汁」を鍋に入れる
- メスティンのフタと本体を鍋に入れる※「持ち手」はお湯に浸からないよう立てておく
- メスティンが浸かるまで鍋に水を入れる
- 「持ち手」がお湯に浸からないよう注意し、10分程度煮沸する
メスティンでご飯を炊く
メスティン炊飯の流れは以下のとおりです。
- メスティンにお米と水を入れ浸け置きする
- カセットコンロにメスティンを載せ強火で加熱する
- 吹きこぼれたら弱火にして10分加熱する
- ブクブク音がし出したら火を止め、タオルなどで包む
- メスティンを上下逆さまにして平らな台の上におく
- 10分程度蒸らしたら完成
メスティン本体にお米1合と水200ccを入れます。お米が水に浸かっていることを確認したら、30分~1時間ほど置きます。「新米」は水を吸いやすいため30分程度置きますが、昨年度米は1時間程度浸け置きすると良いでしょう。
メスティンをカセットコンロに載せますが、1合用のメスティンは本体のサイズが小さいので五徳に載せるとガタついてしまいます。そこで、別売りの五徳をカセットコンロの上に載せ、その上にメスティンをセットしましょう。
カセットコンロの上にメスティンを載せたらフタをし、加熱してフタが持ち上がらないように重石を載せます。写真はアルミ缶に水を入れたものを使っています。
「持ち手」は起こしておき、火にかからないように火力を調整します。はじめ火力は「強火」ですが、メスティンの底面に当たっていれば十分です。火がメスティンの外側にまで回らないよう注意してください。
吹きこぼれ始めたら火力を「弱火」にし、10分程度そのまま加熱します。10分経過したら火を止め、タオルなどでメスティン全体を包みます。
メスティンをタオルで包んだら本体を裏返し、フタが下側に平らな台の上に置いて15分蒸らします。このとき、本体が非常に熱くなっているため「耐熱グローブ」などをはめて作業をおこなってください。
15分経ったらタオルからメスティンを取り出し、本体をひっくり返してフタが上になるようにします。火傷しないように気をつけて、メスティンのフタを取ってみましょう。
ご覧のように、ご飯一粒一粒がしっかりしており、艶のある美味しいご飯が炊けました。
まとめ
今回は、メスティンで仁多米を美味しく炊く手順をご紹介しました。メスティンはアウトドア炊飯では定番中の定番ですが、家庭用のコンロでも気軽に楽しむことができます。
ご飯をメスティンで炊き、カレーを別で用意すればいつもとは違った気分で食事を楽しむことができます。
ぜひ、夏休みの思い出作りの一つとしてメスティン炊飯に挑戦してみてください。